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「ワシがゆうたんやない!
    電波や…、電波がワシにいわしよんのや!」

2006/05/18

やっと活動を再開できたDIXIE CHICKS賛江

それは2003年のことでした。メンバのナタリー=メインズがアメリカのイラク侵攻にたいして、「ブッシュ大統領と同じテキサス出身で恥ずかしい。」
と言う発言をしたことによって、エアプレイから抹殺されてしまい、CDは不買運動されるまでになったんです。

あれから3年、ついに「Not Ready To Make Nice」をシングルカットしてきました。これは3年前から現在の明確な意思表示の詩なんですが、彼女達の信念、意志の強さに感心します。ここ1年のイラク侵攻に対する、アメリカ世論の中ではone of themの様に映りますが、当時は異彩を放っていました。もっと言えば、アーティスト生命を絶つ結果になる可能性がありました。
まず、上記批判に曝された、当時の発表された謝罪分を引用しましょう。

ナタリー・メインズからの謝罪文

心あるアメリカ国民として、ブッシュ大統領に失礼な発言をしたことをお詫びします。どなたが大統領であっても、その地位には最高の敬意を払わなければならないと悟りました。
私がテキサス育ちのただの女の子だということを、皆さんにおわかりいただければと思います。物心ついてからずっと、「恥さらしのクリントン大統領」という言葉を聞いてきました。車のバンパーステッカーでも、クリントン大統領は「マリファナ中毒」とか「人殺し」とかいろいろ言われていました。ラジオやテレビでは、ラッシュ・リンボー、パット・ロバートソン、ニュート・ギングリッチ、トレント・ロットなどの各氏が、あらゆる機会をとらえて、クリントン大統領、ヒラリー夫人、そして娘のチェルシーさんをこき下ろしていました。本当にたくさんの人が大統領に失礼な発言をしているのを聞いてきたのです。
なので、そんなことが問題になるとは気がつかなかったのだと思います。ですが、大統領を批判した非愛国的な態度に対し、何千人もの方々が憤ってラジオ局にディキシー・チックスの曲をボイコットするよう迫ってくださったおかげで、カントリーミュージックをやっている限りリベラルな意見をもってはいけないことがわかりました。偽善的な超保守主義者のあいだで人気のあるカントリーミュージックのシンガーになる前に、このことに気付けばよかったと思います。
それからもうひとつ、わかったことがあります。私はただ歌を歌って外見がかわいければいいのです。そうすれば、浮気をしたり、バーで酔っ払ってケンカをしたり、ピックアップトラックを乗り回して高速道路の標識や小さな動物を銃で撃ったりしているファンの皆さんのお気にさわるようなことはないでしょう。
そして何よりも、有名人が政治的意見を表明するのはいけないことなのでした。有名人でも、チャーリー・ダニエルズ、クリント・ブラック、メール・ハガード、バーバラ・マンドレル、ロレッタ・リン、リッキー・スカッグズ、トラビス・トリット、ハンク・ウィリアムスJr、エイミー・グラント、ラリー・ガトリン、クリルタル・ゲイル、リーバ・マッケンタイア、リー・グリーンウッド、ロリー・モーガン、アニータ・ブライアント、マイク・オールドフィールド、テッド・ニュージェント、ウェイン・ニュートン、ディック・クラーク、ジェイ・レノ、ドゥルー・ケァリー、ディクシー・カーター、ビクトリア・ジャクソン、チャールトン・ヘストン、フレッド・トンプソン、ベン・スタイン、ブルース・ウィリス、ケビン・コスナー、アーノルド・シュワルツネッガー、ボー・デレク、リック・シュローダー、ジョージ・ウィル、パット・ブキャナン、ビル・オーライリー、ジョー・ローガン、デルタ・バーク、ロバート・コンラッド、ジェシー・ベンチュラとかだったら話は別ですが。

アメリカに神の祝福がありますように。

ナタリー

あまり沢山書けません。この話、もうしばらく続けさせてください。

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