映画「エクスペンダブルズ」を観ました

シルヴェスタ・スタローン監督・共同脚本・主演の「エクスペンダブル」を試写会で観ました。
2000年代のアクションスタァが、サブメインのジェイソン・ステイサム（彼は主演作のアクションに対してのスタローンの酷評により、ケンカ状態であったものが仲直りし、友人関係になったための出演です）以外おらず、80・90年代のアクションスタァ大集合、自分たちの現在の状況を皮肉った〝The Expendables〟（消耗品）と名前を付けた、ドリーム・プロジェクトなる映画です。ワタクシのような一定以上の年齢であれば、是が非でも観てみたいのではないでしょうか。

さて、お話は…、スタローンが「悪い奴」をやっつける話です。

まぁ、それ以上でも、それ以下でもないんですが…。
スタローン率いる精鋭の傭兵部隊、ステイサム、ジェット・リー（やたらと〝チビ〟呼ばわりされてましたが…。「（家族のために）もっとカネがいる」しか言わない役でした。自らスマトラ沖地震の被害にあり、自分の基金を創設したあたりがネタ元かな）、ドルフ・ラングレン（ガタイあるし、知性もあるから、出る映画さえマシなものなら、ルトガー・ハウワーみたいになれたのに）、テリー・クルーズ（元ＮＦＬ）、ランディ・クートゥア（ＵＦＣのライトヘビィ・ヘビィ2階級通算6度の王座を記録する総合格闘技のスタァ）が、今は戦闘を引退し、部隊の窓口になっている刺青師のミッキー・ローク（存在がフィクションになってきました）を通して仕事を受ける。バックにＣＩＡがいるらしきブルース・ウィルス（カメオ出演です）が競争相手としてアーノルド・シュワルツネガー（カメオ出演です、彼の子供ならば大統領になれる可能性があります）を呼び説明したのは、南米の島国の小国の軍事独裁政権の壊滅。どうやらその国の将軍のバックには元ＣＩＡのエリック・ロバーツ（ジュリア・ロバーツの兄。「女は殴ったことはない」と言ってますが、私生活では殴って訴えられてます）とその部下スティーブ・オースティン（元ＷＷＥのスーパースタァ）がいる様子。この危険な任務に「消耗品部隊」の誇りをかけて立ち向かう。

話の筋を追わなくてもよいのは楽ですね…。
ジェット・リー対ラングレンのリアルカンフーマスタと巨人空手家の対決、クートゥア対オースティンの総合格闘技とプロレスの対決。すっかり下半身が細くなったスタローンの疾走が見ることができるアクション。格闘シーンはカットだけではなくて、あれは実際に複数のカメラを撮影に使ってアングルを変えてるんでしょうか、カメラも割るような映像でステイサムの「トランスポーター」シリーズのような疾走感があります。

「ロッキー・ザ・ファイナル」「ランボー/最後の戦場」とへたをすると自分で製作費を持ち出して映画を撮っていたスタローンの復活作で、まずまずの興行成績を残しているようです。
シリーズ化されるなら、もちろん、4回の離婚を経験するジャン・クロード・バン・ダムをぜひチームに入れていただきたいと、Tuyoshi Nagabuchi大先生の日本版エンディング曲を聞きながら想うワタクシでした。

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