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2010/03/04

映画「ザ・スピリット」を観ました

日本では、2009年に公開された、フランク・ミラー監督の「ザ・スピリット」をDVDで観ました。

アメリカのニューヨークを思わせる架空の街セントラル・シティ。この街を愛し、犯罪から守ることを使命とする不死身のヒーロー“スピリット”は、ウォーターフロントの河口で古い沈没船から引き揚げた2つの荷物の事件に遭遇する。
その荷物の一つを狙うのは、街で最も凶悪な犯罪者“オクトパス”。もう一つの荷物を狙うのは、“スピリット”と過去に関係がある、世界で暗躍する宝石泥棒サンド・サレフ。荷物の取り違えによって、三つ巴の戦いに発展するとともに、“スピリット”誕生の秘密も明かされていく…。

さて、フランク・ミラー監督は、「シン・シティ」の共同監督以来、単独の監督としては初の映画。もとはアメリカンコミックの原作・作画として「シン・シティ」の他、「バットマン:ダークナイト・リターンズ」、原作者として「デアデビル」に加わり、大人の読むグラフィックノベルの確立に寄与したクリエイタです。
ワタクシは、ロドリゲス監督が好きなので、「シン・シティ」を観て、フランク・ミラーを知った次第です。ただ、単独監督のこの映画はどうなのかなぁ、というカンジです。
ウィル・アイズナーの原作に忠実なのは判るんですね。モノローグを多用したハードボイルドな雰囲気に、セリフや画面にウィットが効いたジョークをまぶして進行していく筋回し。画面は、ベタの黒バックを多用し、視線を集めるような画だが、その黒の中にも背景の細かい情景が描き込まれ、黒にも濃淡があるという凝った造り。
ただ、映画の脚本の面白い、面白くないは、コミックとは違った部分ですし、ビジュアル・エフェクトを、「X-MEN」や「スパイダーマン」のような明るいアメコミのような使い方でなく、画面の絵のために使うのも判りにくいと思います。
よかったのは、サンド役のエバァ・メンデスでしょうか。セクシィな部分が「見ていてよい」という意味ですが。
スカーレット・ヨハンソンについてはうるさいワタクシとして、ちょっと彼女の魅力はできってないです。もっとゴージャスに、グラマーに扱うといいカンジになったと思うんだけどなぁ。スタナ・カティックにしろ、パス・ベガにしろ、扱いが悪いです。

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