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2010/03/05

映画「スラムドック$ミリオネア」を観ました

2009年公開、「スラムドック$ミリオネア」を観ました。日本でも大ヒットした映画で、観る人はすべて観てしまったとは思いますが。

インドで大人気のクイズショー「クイズ$ミリオネア」であと一問正解を出せば、最高額を獲得するまで勝ち抜いた青年が、警察に拘束されてしまう。それは、学校にも行ったことがないスラム出身の孤児“スラムドック”(スラムの野良犬)のこの青年が、どうやってクイズの問題に解答できたか、という不正の嫌疑をかけられたため。拷問も行われた過酷な取り調べの中で、問題のひとつひとつについて、その答えを知った経緯を通して、彼の過酷な半生が明らかになっていく。

まず、2009年のアカデミー賞8冠を獲ったことは、驚きです。賞の傾向として、全く白人が出ない映画が、これほどの評価を得ることが稀なため、同じく「北米人」が出なければ上がらない興行成績も含め、瞬間的なムーブメントが起こった、と感じます。
また、これほどの成功を収めたことにより、2010年末以降、これをまねた形態の映画が作られる可能性があり、その文脈をおさえるために、興味がなく、これまで本作を観なかった方も観ておいた方が良いかもしれません。

内容としては、よくこの設定(原作)を見つけたな、というカンジです。
クイズ番組の回答に従って物語を紡ぐ形態がキャッチーで、映画として良く練られた脚本であると思います。
それに加え、これほどの高評価を得た理由にもなるのでしょうが、激動の発展を遂げているインドのパワーが魅了されざるを得ない、ということでしょう。最後のダンスシーンは、なんとなくインド映画のエッセンスをいれてみた、というカンジでしたが。
良質な娯楽映画プラス正負含めたインドのカオスから生み出される熱が人を引きつけたのでしょう。
確かに心が痛い場面も出てきますが、肩の力を抜いて観ることができる映画です。

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