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「ワシがゆうたんやない!
    電波や…、電波がワシにいわしよんのや!」

2006/06/19

19日の記事から

雪印等大手が国産生乳を使ったナチュラルチーズの国内での生産を拡大させるとの事(ここで読むの止めないで!)。
チーズ自体は海外からの輸入が主で、価格を上げており、一方生乳は、国内の自給率が高いものの、需要は減少気味。
加えて、少子化による、大口需要先の学校給食の消費も減少の一途のため、このような決定になったのかと思います。

ここで重要なのは、食料自給率が低いにも関わらず、輸送コストの上昇、残留農薬の規制法の制定、消費者の意識向上により、ぐっと食料の輸入にコストがかかってきたという事。
生乳なんかは、乳価といって、価格が決められているもので、需給のバランスからすれば、高い部分もあるのですが、輸入コストと、継続性のある生産を担保しようとすれば、この決定は頷けます。
で、これによって、国内的には、イノベーションが見込まれるとゆう事。プロセスチーズではなく、ナチュラルチーズに生産を向けるところも、その辺狙っているかな、と思います。地域ごとの特色や独自ブランドを立ち上げるところまでできればベタァ。新しい需要の喚起も視野に入ります。

世界的に見れば、これ、言い尽くせないんですけど、とりあえず知ってもらいたいのは、この国の食料を賄うために、世界中で無理が起こっているという事。たった一国のために、貴重な外貨を稼ごうとする国や、資源を軒並み涸らしていく国(例えば、この国の人達に安くサバを食わすために、ノルウェーの水産業がどうなっているか)。
解決策として、食に関するコストは、一般家庭でもかかるんだ、という意識改革の元、それでも、「もの食う人間」としてだけでなく、人間の成長の源として食をとらえ、重視していく環境を作っていく必要があります。その上で、国内で作られるものを選んでいく、もしくは選んでいける国土を保持する国としての計画が必要です。

で、ワタクシが思うに、これがナショナリズムなんじゃないかと。この辺、判りにくければ、辺見庸さんの「もの食う人々」を読んでみてください。ただ読むだけでも名著です。

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