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2010/09/06

民主党代表選のそもそも話

そもそも昨年9月の政権交代後、政治停滞に陥り、さらにまた1月半も空白状態を容認せねばならないのか、ということなんですが。

政権交代後初の民主党代表選が9月1日告示、立候補したのは、菅直人総理と小沢一郎前民主党幹事長で、14日投開票され、新代表が選出される。

そもそも小泉純一郎元総理が、2期目の在任中に自民党総裁任期をもって総理を辞任したため、国会で選任された総理が党の総裁任期切れにより交代するということに対し、党が国会よりも優位であるかのようで問題であるという議論があったのではなかったでしょうか。
当然、規則として代表選がある以上、期限を延長したり、話し合いにより無投票にすることは民主的でなく、代表選は行わなければならないと考えますが、事前に党則を変更することをしないのかが疑問です。
このように、過去の議論を度々放置し、忘れられ、また問題が発生したときに、また一から議論される状況が散見されるのをなにゆえ我慢せねばならないのか。

またそもそも菅総理は、なぜ参院選後の臨時国会を通年化しなかったのか。
だいたい、昨年9月以降の政治の停滞は甚だしく、その要因も主に民主党内の事情によるものであり、また参院選の結果から、予算の編成もままならない状況になった以上、国会を通年化し、党内議論を促進、野党との協議に臨んだうえで予算編成に反映し、潤滑に予算案を可決できるよう、心を砕く必要があったと考えます。
そのようにすれば、代表選も国会中ということで、なし崩し的に乗り切ることができた可能性もあるかと思われますが、国会の状況を見ずに、党内状況の様子見を優先してしまい、出てこないと思っていた小沢氏が出てしまったために慌てているのではないか、と考えます。

またそもそも小沢氏の政治手腕や剛腕ぶりに期待する方もいらっしゃるようですが、小沢氏が民主党の代表であったとき、また、政権交代後の党幹事長になったときの党所属議員への議論の束縛、国会や地元での行動の締め付け、また、党内議論をせずに自民党との大連立を画策したときのような密室での意思決定、集票を期待できる利益団体の要望を取り入れる予算編成と、その期待する内実は十分みたのではないでしょうか。
民主党の議員の方や党員の方、また我々はこの政治手法を今の日本の政治で行ってほしいと希望するのか、ワタクシは疑問です。

ともあれ、20年前から政治が行わなければいけない課題はテーブルに上がっており、それが民間有識者を集めた各会議体の議論を通じて我々も知ることとなり、それが小泉以降の安倍・福田・麻生の3代に渡る総理では動かず、自民党政権では政治が動かないのではないか、ということで我々は昨年9月に政権を交代させたのではなかったでしょうか。
今も課題はテーブル上にあり、政府の各民間有識者会議により議論の方向性も話し合われ、結論もでています。当然党派により意見の違いはあるでしょうが、この結論の各党派間で一致できる部分、この最大公約数を実施するだけでも十分国を建て直すことができ、それを行うには任期は短いはずなのです。
そもそもワタクシが注目しているのは、人事ではなくてこの行動の部分です。

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