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「ワシがゆうたんやない!
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2009/06/10

「木下優樹菜の料理番組」という壮大な実験番組の件

CXで、6月8日深夜(6月9日午前1時25分~2時25分)放送の「木下優樹菜の料理番組」を見てしまいました。

同時間帯の「登竜門」の一環で、木下優樹菜さんが自分の料理番組を持てるか、その"可能性"を試すため、ゲストのスザンヌさん、西山茉希さん、ギャル曽根さんに自慢の料理を振る舞い、実際に友人でもある各ゲスト達とガールズトークを繰り広げるという内容。
同時に、CXの動画ネット配信サービス「フジテレビ On Demand」で、これをスペシャル動画なんか混ぜて、放送終了後から見逃し配信するらしいですな。

番組の内容は、まぁ、おしてしかるべし。
4名ともバラエティのまわし側に立ったことがなく、ゲストやパネラの立場からみて、「たしかこんなことをやっていた」という手探り状態の中、料理を作り続け、とぎれとぎれでもトークを続けようとし、なんとかそれぞれのキャラを出していこうとする「はじめてのおつかい」のプロレスのようなものでした。

ワタクシはテレビなので、ときにほほえましく、ときに涙を浮かべながら楽しく見ましたが、これを有料のネット配信で観る可能性はないですよね。
まぁ、ネットの動画に何を流したらお金をとれるか、というので、電波で先行して放映し、その話題性で、見逃した人達の後追い視聴を期待するという実験番組でもあるわけですね。
でも、YouTubeならともかく、CMを見る対価として無料で番組を見るテレビで放映したものと同レベルのものを有料配信する限界は感じた方がよいでしょうね。
午前や深夜帯のテレビ番組では、新たなクライアント発掘の通販番組、放送外収入を得るためのもの、など実験が行われています。そんな中、同時性の必要な電波だけでなくて、双方向でアーガイブをネット配信し、そこから収入を得る行為は、番組の二次使用について、演者の許諾の関係があり、新たに許諾をとった番組だけが配信できる環境の中、やりずらさが見えるビジネスモデルではあります。

おもいきって、許諾の一括受託できる環境が整うまで、ネット配信における広告収入モデルの開発と、自社番組の全データデジタル化に注力しておいたらどうなんでしょうね。

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