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2011/10/22

映画「ミッション:8ミニッツ」を観ました

10月28日公開の映画「ミッション:8ミニッツ」を観ました。
日本版のキャッチを見て、映画通じゃないけどラストに何か凄いことがあるはずだから見逃さないようにしよう、と構えていましたが、そういう意味ではなかったようです。
この題材で、お話の進行スピードが速く、かつ93分とタイトまとめられ、それでいて満足できるという優れた映画でした。

目覚めると、見知らぬ女と一緒に見知らぬ列車に乗っている男。しかも女は違う名前で自分のことを呼ぶ。男は混乱し、慌てるが、そうこうするうちに乗っている列車が爆発。しかし、死んだはずの男は、閉塞された機械の中で再び目覚める。再び混乱する男に機械のオペレータは、次の事件を予告する爆弾犯を突き止めるため、先に起こった乗客が全員死亡したシカゴ郊外の列車爆破事件の犠牲者の、死亡する「8分前の意識」に入り込み、犯人を割り出すという特殊プログラムであることを説明する。8分間で犯人に迫るため、死んでは甦り、また死を繰り返す男は、次の爆破を阻止するミッションを成し遂げられるか。

飛行機ってありますよね。あんな鉄の塊で重たいものが空を飛ぶということが信じられません。エンジンの推進力がどう、翼の揚力どう、と説明されますが、あれを飛ばしているのは「気合い」ではないかと思うんです。その飛行機に乗っている乗客・乗員は言う及ばず、作った人やそれを眺めている人が「飛ぶぞ」と思っているから飛ぶんだと思うんです(嘘ですが)。
この映画の設定もそんなカンジです。
世界に人が存在しているのではなくて、「そこにある」と人が認識しているから世界が存在している。であるならば、違う認識をしている人がその世界に割って入るなら世界の状況は変わるのではないか、ということです。

この映画をざっくり表わすと「やらなければならないこと、やるべきことを自分の状況や、それによって降りかかる困難と向き合いつつも、やり遂げようとする男」のお話です。
ラストをどう思うかで賛否が分かれる映画かもしれません。
ラスト近く、ここで終わっても良いな、と思う部分、「現実とは別に、周りにいるみんなが幸せで、自分の愛する人も自分も幸せだと、自分が思える状態」がラストではないことに過剰感を覚えるかもしれないのですが、上記で表した通り、現実は変わらないかもしれないけど「やり遂げた」ことで現実が変わるんだ、ということを提示して終わるやり方もアリなのではないかと思います。

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