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2007/11/11

バラエティ番組に「飯島愛」枠があるか?

本日、TBS10:00~「サンデージャポン」にマルチタレント夏目ナナさんが出演されていました。

そこで、バラエティ番組における「飯島愛」枠の有りや、無しやを考えてみましょう。
ここでいう「飯島愛」枠とは、AV女優出身のタレントとして活躍された、飯島氏の芸能界引退前に、彼女が占めていた、番組・ブッキングが存在していたであろう前提にたっています。

さて、飯島氏のバラエティ遍歴としては、「ギルガメッシュナイト」がまず思い浮かびます。ここで彼女がつとめていたのは、番組内の「コメディーリリーフ」ならぬ、「エロリリーフ」であり、CM入りのつなぎでした。この後、雛壇タレントとして、頭角を表し、「飯島愛」枠を確立したと考えます。
ただし、彼女の活躍は決して一定のニーズがあったわけではなく、一時関西ローカルや、キー局深夜でしか見かけない時期もありました。この時期、彼女は番組内センタにも行けず、雛壇では話題性やフレッシュさが重視され、レギュラ(準レギュラ的扱い)ではないことから、将来にわたり、継続して番組出演できない不安があったようです。

ここで、番組内センタについてですが、昨今ますます女性MCとしてのタレントの採用が減ってきている様です。これは、番組制作費の減少によるタレント経費の振り分けが変わったからだとみています。
MCに男性タレントをおいた場合の「画ズラ」を保つために、局の女子アナをあてることが多く、その分、雛壇側にタレントを多く配置した番組構成が増えてきたのではないでしょうか。
だいたい、MCで番組を回せる女性タレントとして、小池栄子さん、MEGUMIさんなど、野田社長門下の方ぐらいしか思いつかず、これは、氏の「グラビアアイドルではなくタレントを育てる」信条がそうさせたであろうと考えますが、逆にいえば、女性タレント=グラビアアイドルで良いと考え、タレントの育成を怠ってる事務所側の問題も透けて見えます。

さて、話を戻し、飯島氏は、この後、「プラトニックセックス」の大ベストセラ化により復活、引退までその地位を保ち続けます。
この本の威力は大変大きく、彼女のキャラクタ設計に大変化をもたらすものとなりました。
たしかに、ワタクシからすれば、AV時の本番の有無等納得いかない面もあるこの著書ですが、作家キャラがつくことによる属性の変化は、彼女が地位を保つ上での”女性受け”にみられます(この部分重要なのであとで再度述べます)。
ここまできまして、最近西川史子女史がその位置にたったといわれますが(彼女は芸人に負けないキャラ設定を完了し、文化人枠から芸人枠に昇格されたレアな方で、「飯島愛」枠に入ったわけではないでしょう)、「飯島愛」枠は存在せず、バラエティ番組にAV女優席はない、という結論になります。

だいたい、昔も今も、女子高生がタレントになりバラエティ番組にでるよりも、AV女優がタレントになりバラエティ番組にでることのほうが難しいのではないでしょうか。
上で述べた、夏目ナナさんや、先にタレントになった及川奈央さんはその難しさを感じているのではないでしょうか。
ここで重要なのはキャラ設定ですが、35歳以下男子の圧倒的認知度があるにもかかわらず、”女性受け”の悪さが足を引っ張ります。
だいたい、”男性受け”としては”エロ”、その延長上の”男遊び”キャラが必要で、加えて男が受け入れやすい”おバカ”キャラがあれば合格でしょう。
ただし、”女性受け”から考えれば、”おバカ”以外すべてNGです。ここにAV女優出身タレントのキャラ設定の難しさがあり、ためにテレビの露出の少なさがあるのではないか、という論考になるわけです。

お世話になったワタクシとしては、夏目ナナさんには活躍して欲しいですし、映宣で渋谷の街を鎖で繋がれ、黒人男性に引っ張り回されても周りの反応が薄い及川奈央さんではあってほしくないわけです。

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